令和7年7月12日(土)に第58回 長野県歯科技工士学術大会を開催します。
皆さま、ぜひご参加くださいませ。
1.開催日時 | 令和7年7月12日(土)12:30~16:00 (受付時間 12:00~12:20 時間厳守) |
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2.開催場所 | あずさセンター内 あずさ会館 小会議室 松本市島内1666-777 |
3.催 事 名 | 第58回長野県歯科技工士学術大会 |
4.主 催 | 一般社団法人 長野県歯科技工士会 |
5.後 援 | 公益社団法人 日本歯科技工士会 一般社団法人 長野県歯科医師会 |
6.講 師 | 亀遊 宏直 先生(KIYU-DENTAL-STUDIO) テーマ 「デジタルデンチャーの制作・設計プロセスの最適化と品質管理(FD・PD)」 |
7.申込み先・問合わせ先 | 長野県歯科技工士会 生涯研修実行委員会 〒390-0851 松本市島内3920-1 TEL:0263-40-0035 FAX:0263-40-0036 E-mail:naganokengi@jeans.ocn.ne.jp |
8.応募要領 | 電話・ファックス・メール ※会員は地区ごと、会場参加とWEB参加を分別しまとめて申し込んで下さい。 |
9.募集定員 | 会場 40名 WEB 100名(長野県歯科技工士会会員限定) |
10.参 加 費 | 会員無料(会費充当) 長野県歯科医師会会員 無料 |
11.募集期間 | 令和7年6月30日(月)まで |
【 日 程 】
12:30 ~ 12:40 開会式
12:40 ~ 15:50 亀遊宏直先生講演・質疑応答(途中休憩あり)
15:50 ~ 16:00 閉会式
※ 長野県歯科技工士会会員のみWEB(Zoom)参加が可能です。
・地区への申し込みの上、アドレス確認のため上記E-mail 宛にお名前記載のメールをお送りください。後日ID・パスワードをお送りします。
・下の「WEB受講に関するお願い」をご確認ください。
・CADの操作のデモンストレーションの様子は会場に来られた方のみ見学可能です。
※ ご担当の歯科医師の先生も是非一緒にご参加下さいますようお誘い下さい。
~ 日本歯科技工士会生涯研修WEB受講に関するお願い ~
1.WEB で受講する会員受講者は、WEB 会議室のユーザー名を「会員番号」と「氏名(フルネームで漢字表記)」でお願いします。
2.WEB で受講している会員は原則ビデオをオンにし、顔を出して参加して下さい。
3.入室は5分前には完了させてください。
(補足1)受講者は会場・WEB 参加を含めて講演開始後の出席は受講者として認められません。
(補足2)生涯研修の受講単位が不要な会員受講者につきましては、上記1,2 を遵守する必要はありませんが、本会認可の生涯研修受講者としては認められません。
講演テーマ 『デジタルデンチャーの製作・設計プロセスの最適化と品質管理(FD・PD)』
講師:KIYU-DENTAL-STUDIO 亀遊 宏直
昨今、デジタル技術とデバイスの普及により、クラウンやブリッジなどの制作においてデジタルを活用した技工が一般的になってきている。
一方、義歯製作におけるデジタル化はまだ進んでおらず、その理由として高額な機器の導入コスト、材料コスト、CAD/CAMデンチャーの保険適応外などが挙げられるが、デジタルデンチャーの品質も年々向上しており、この分野における有意性が高まっている。
デジタルデンチャーの利点として、一度製作したデータを再利用し、同一の製作物を即座に製作できる点がある。特に、義歯の紛失や修理時に3Dプリンターを使用して仮義歯を製作できるメリットは大きい。
また、デジタル技術ならではの利点として、排列平面を正確に可視化でき、WAXの収縮が無いと言う特長もある。この様な点から、デジタルデンチャーシステムを使用することで、経験の浅い歯科技工士でもシステマティックにデンチャーの製作が行え、教育面からも育成をスムーズに行えると考える。
今回、機能的な印象が得られた印象体をラボスキャナーでスキャンし、CAD上でフルデンチャーのデザインを行い、ミリングを使用し製作し、義歯装着までのプロセスをお話しする。
また、パーシャルデンチャーのデジタル化、デジタルパーシャルデンチャーが登場し数年たつ。しかし、パーシャルデンチャーのデジタル化はまだラボサイドで行われていないのが現状ではないだろうか。
理由としてデンチャーワークのデジタル化はさほど必要に迫られていない・機材導入コストが高額である。
しかしメリットもある、デジタル設計は調整が容易で正確、経験の少ないスタッフも容易に作成できる、また昨今の技工士不足への対応も考える。
そこでパーシャルデンチャーのデジタル化にともない、デジタルとアナログを併用し製作する。はじめに模型調整、ブロックアウト、デジタルによる着脱方向・ブロックアウト、フレームワークの順に行い完成までをお話しする。
またミリング製作、プリント製作の違いによる製作過程もお話しする。

【略歴・役職歴】
1980(昭和55年)生まれ
1998(平成10年)富山歯科総合学院 入学
2000(平成12年)富山歯科総合学院 卒業
同年 KIYU-DENTAL-STUDIO 勤務
2006(平成18年)リヒテンシュタインにてBPS認定取得
2018(平成30年)ドイツ アマンギルバッハにてCAD/CAM研修所属学会・スタディグループ
・JPDA(有床義歯学会)指導技工士 ・日本顎咬合学会会員
・剱の会 ・北陸デジタル研究会 ・HATSUKUL略歴・役職歴】